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No.786
2014/10/26 (Sun) 00:26:54

読了「サラの柔らかな香車」。

感想の前にここから余談に入ります。
「F」のドラマで、犀川先生がWindowsを使用していることに対してのツッコミがネット上を少し席巻してるみたいです(笑)。わたしは真剣に観てなかったので(すみません)気付かなかった人ですが、数ある違和感の中の一つと片付けてもいいような…。萌絵がWindowsを使用してたらちょっとがっかりするかもしれないけれど。犀川先生のあの車が普通の車だったらショックかもしれませんが。
閑話終了。


さて「サラの柔らかな香車」は題名の通り将棋小説です。
題名の通りサラちゃんが登場し、カバーイラストは思いっきり碧眼の少女ですからには、サラは外国人という設定です。内容自体はとてもよくできていて新人が書いたとは思えない味わいがあり、面白かったです。続編楽しみ(図書館予約済み)。

小学生名人だとか天才だとか呼ばれる人物が集まるプロ養成機関の奨励会では、そんな才能あふれる彼らが普通の人間だと気付かされる残酷な世界。
よく音楽学校や芸術学校に合格し、意気揚々と通っていたのにそこで挫折を味わうという話は聞きますが、将棋や囲碁の世界でも同じことがおきています。年齢制限があるため、そこで打ち切られるのはまだやり直しがきくからという温情があるのかもしれませんが、突きつけられたほうとしては残酷なものです。リミットが迫る中の焦りや苦しみがどんなものか想像できません。そしてそれまで将棋一筋で、中卒、高卒だったりする若者が、突然外の世界に放り出されるのですから。

閉鎖的な世界である将棋界。そこに一つの風が吹く。サラの存在。
話自体は、一つの勝負を起点として、将棋雑誌の記者の連載という形で語られていくのですが、これが本当によくできてます。少女のことではなく、周りの人間のことが語られていく趣向で、サラについてはほとんど解りません。主人公ではないのですが、大きな風を抱いている少女です。
漫画化なんてしたら結構当たるんじゃないかなあとかなんとか思ったり。


次は冲方さんの「蒼穹のファフナー」です。さっそく挫折しそうなのですが、半分くらい読んだら入り込めると思うので頑張ります。
サブタイトルがADOLESCENCEというのが、なんかうん、ちょっとダサいぞすみません(訳:思春期)。

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