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No.881
2015/10/23 (Fri) 21:30:08

今野敏ちゃんの「同期」読了。

………。

すっごくよかったです…。

敏ちゃんの本は初めて読みましてそしてそのままどっぷりパターンへの扉が開けました。折しも明日は土曜日なので図書館へ本を返しついでにどっさりお持ち帰りしてきます。

あらすじ:
捜査一課に配属された宇田川は、助っ人として組対仕切りの捜査に駆り出された際、逃げ出した組員を追い発砲されたところを同期で公安に配属になった蘇我に助けられた。しかしその直後、蘇我は何故か懲戒免職処分となり退官し、宇田川はショックを受ける。蘇我の行方を探すが、手掛かりはなく、調べたことを上司からたしなめらてしまう。
捜査一課でコンビを組んでいる出世コースからは外れてはいるが、経験豊富なベテラン刑事の植松、助っ人捜査で組んでいる植松の同期の土岐に影響され、徹底的に調べようと決意をするが――…。謎が深まるばかりか、蘇我が連続殺人事件の容疑者にされてしまった。蘇我の不可解な処分といい、何かがおかしい。捜査方針に逆らうような宇田川の捜査は上層部から圧力がかかる。同期の蘇我を助けるため、組織の闇と戦う。

はいそうですそうですともわたしこういう話大好きです。
警察小説では推理小説の要素に加え、「組織」というものの対立や壁が感じられて、それが旨みになってます。一人の警察官としての役割と、組織が描いている青写真に捨て駒にされたり、お門違いな方針が与えられてもそれを命じたのが上層部ならば、どう捜査をしていくのか。方針に逆らったら処分が待っているがこのままでは事件は解決しない。そして組織と闘う決意は警察官を成長させる。

ほら面白い面白いでしょこれ。

そんな警察小説ならではの葛藤と、同期の男のことを助けたいという熱い思いと、それゆえの刑事としての成長がこの本を面白くさせてることは間違いない。間違いないのです。
また、脇役のベテラン刑事たちがいい味をだしています。

あーあ。
こんなことなら前からファンの大沢在昌と今野敏ちゃんの合同サイン会に行けばよかった!

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