※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
No.207
2012/04/10 (Tue) 23:20:14
本屋大賞は三浦さんでしたねー。
「ジェノ」は去年の盛り上がりは目を見張るものがありましたが、もう賞いらないだろう、と思っていましたのでそこはよかった(未読です)。
で、もの凄く暑苦しく本と言うか本屋大賞(という賞)について語ってるので、折りたたんでおきます。
読もう! という方はどうか引かないで下さい…。
「ジェノ」は去年の盛り上がりは目を見張るものがありましたが、もう賞いらないだろう、と思っていましたのでそこはよかった(未読です)。
で、もの凄く暑苦しく本と言うか本屋大賞(という賞)について語ってるので、折りたたんでおきます。
読もう! という方はどうか引かないで下さい…。
なんかさノミネートされた本の作者さん達フレッシュさに欠けるよね…、という話でネットの本友達と盛り上がりました。もう大体が作品で選ぶんじゃなくて作家で選ぶ人が多くないですか? (万城目さんとかその最右翼)
つまり「三浦しをん? 好きだよ。全部読んでるよ」か「三浦しをん? あーわたしはあまり好きじゃないなあ」って感じで、作家が購買を左右すると思うんですよ。
去年の「謎解き」大賞受賞は気に喰わないのですが(珍しく文庫化する前に読んだ)、でも「謎解き」は本を普段読まない層に対するアプローチとしては意味があるんじゃないかなあ。本好きからはバッシングでしたけど、普段本を読まない人が「謎解き」を読んで「東川さんの作品って面白い! 他のも読んでみよう」というのは正しいと思います。
ただし「謎解き」は表紙の効果が絶大で、あと中身の軽さが結構大きな要因じゃないですか。
三浦しをんの「舟(略)」を果たして去年「謎解き」を手に取ったあまり本に慣れ親しんでない人が読むだろうか、と。
読めば大抵どんな本でも面白いんですけど、本を読み慣れてない人にとっては手に取るまで、読み始めるまで、面白いと思うまでの三つの壁があるんじゃないかなあ。
本好きからしたら、直木賞受賞者は大抵チェックしてるだろうし、受賞作じゃなくても一冊は読んでたりします。つまりもう作家の選択になってて、三浦さん好きな人はこれ以後も読むだろうし、三浦さんが好みじゃなかった人はたまに読むかもしれないだろうし。
だからさ、本屋大賞で人気作家の作品をノミネートする意味あるの? という疑問が湧くのです。
人気作家は作家クラブの賞だとか、文芸振興なんちゃら団体だとか、つまりプロ(っぽい人)たちが有名な賞を与えるじゃないですか。芥川賞は別として。
そうなんだよ。つまり本屋大賞も芥川賞みたいになって欲しい、と言ったら語弊があるけど(芥川賞は新人賞だから)、もっとこう「この本面白いんだけど、売れゆきはイマイチだなあ。作家さんがあまり知られてないからなあ」とか言うのを、バンバンノミネートして欲しいです。なんチャラ団体みたいなところには出来ないような、ことをして欲しいです。
本屋さんが売りたい本ってこれもともとは売上のことを言ってるんじゃないと思います。「この本面白いから他の人にも読んでもらいたい!」という純粋なところからきてるんじゃないのかな? 知られてないからこそ「売りたい」になる、と。
三浦しをんは放っておいても売れるじゃないですか。この場合「売りたい」=売上アップの話にしかならないのでは? 他の人たちにアプローチしたいならポップ作ったりすればいいと思います。有名作家の面白い本なんてそれこそ口コミで売れると思う。
だからさ、もっと「いまきてる作家」とか「あまり知られてないけどいい本を書く作家」を発掘して、その人たちの作品をノミネートすることで、「○○さんって本屋大賞にノミネートされてて興味を持って読んでみたら面白かった! この人の他の本を読もう」というレベルにするきっかけをつくって欲しいな。つまり本屋大賞を通して作家での選択になるようにして欲しいのです。
そのほうが「売りたい」の精神に当てはまるんじゃないかな。
*****
長々と語ってみました。原因はあれです。本欠乏症。
なんていうかこう、一週間くらいその本のことを考えるだけで幸せになるような本に最近巡り合えてないのです。
現在読書中は「親鸞 激動変(上)」ですが、軽すぎて飽きてきました(苦笑)。面白いんですけど、この先もずっとこんな感じっぽいので物足りない。
本屋店員(アルバイト以外)からしたら売上が一番なのかなあ、と思うと悲しいですね。
つまり「三浦しをん? 好きだよ。全部読んでるよ」か「三浦しをん? あーわたしはあまり好きじゃないなあ」って感じで、作家が購買を左右すると思うんですよ。
去年の「謎解き」大賞受賞は気に喰わないのですが(珍しく文庫化する前に読んだ)、でも「謎解き」は本を普段読まない層に対するアプローチとしては意味があるんじゃないかなあ。本好きからはバッシングでしたけど、普段本を読まない人が「謎解き」を読んで「東川さんの作品って面白い! 他のも読んでみよう」というのは正しいと思います。
ただし「謎解き」は表紙の効果が絶大で、あと中身の軽さが結構大きな要因じゃないですか。
三浦しをんの「舟(略)」を果たして去年「謎解き」を手に取ったあまり本に慣れ親しんでない人が読むだろうか、と。
読めば大抵どんな本でも面白いんですけど、本を読み慣れてない人にとっては手に取るまで、読み始めるまで、面白いと思うまでの三つの壁があるんじゃないかなあ。
本好きからしたら、直木賞受賞者は大抵チェックしてるだろうし、受賞作じゃなくても一冊は読んでたりします。つまりもう作家の選択になってて、三浦さん好きな人はこれ以後も読むだろうし、三浦さんが好みじゃなかった人はたまに読むかもしれないだろうし。
だからさ、本屋大賞で人気作家の作品をノミネートする意味あるの? という疑問が湧くのです。
人気作家は作家クラブの賞だとか、文芸振興なんちゃら団体だとか、つまりプロ(っぽい人)たちが有名な賞を与えるじゃないですか。芥川賞は別として。
そうなんだよ。つまり本屋大賞も芥川賞みたいになって欲しい、と言ったら語弊があるけど(芥川賞は新人賞だから)、もっとこう「この本面白いんだけど、売れゆきはイマイチだなあ。作家さんがあまり知られてないからなあ」とか言うのを、バンバンノミネートして欲しいです。なんチャラ団体みたいなところには出来ないような、ことをして欲しいです。
本屋さんが売りたい本ってこれもともとは売上のことを言ってるんじゃないと思います。「この本面白いから他の人にも読んでもらいたい!」という純粋なところからきてるんじゃないのかな? 知られてないからこそ「売りたい」になる、と。
三浦しをんは放っておいても売れるじゃないですか。この場合「売りたい」=売上アップの話にしかならないのでは? 他の人たちにアプローチしたいならポップ作ったりすればいいと思います。有名作家の面白い本なんてそれこそ口コミで売れると思う。
だからさ、もっと「いまきてる作家」とか「あまり知られてないけどいい本を書く作家」を発掘して、その人たちの作品をノミネートすることで、「○○さんって本屋大賞にノミネートされてて興味を持って読んでみたら面白かった! この人の他の本を読もう」というレベルにするきっかけをつくって欲しいな。つまり本屋大賞を通して作家での選択になるようにして欲しいのです。
そのほうが「売りたい」の精神に当てはまるんじゃないかな。
*****
長々と語ってみました。原因はあれです。本欠乏症。
なんていうかこう、一週間くらいその本のことを考えるだけで幸せになるような本に最近巡り合えてないのです。
現在読書中は「親鸞 激動変(上)」ですが、軽すぎて飽きてきました(苦笑)。面白いんですけど、この先もずっとこんな感じっぽいので物足りない。
本屋店員(アルバイト以外)からしたら売上が一番なのかなあ、と思うと悲しいですね。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
フリーエリア
最新記事
(11/02)
(11/02)
(08/25)
(07/16)
(05/26)
ブログ内検索
最新コメント
[04/26 faux collier van cleef prix]
[10/31 rolex oyster perpetual submariner date fake]
[09/10 cartier promise bracelet fake]
[02/20 boucles d'oreilles van cleef papillon fausse]
[02/20 used cartier ballon bleu watches replica]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
MIRE
性別:
非公開
P R