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No.205
2012/04/08 (Sun) 23:25:32

昨日は自分基準では結構書けたのに、今日は全く手が動きませんでした。
だから帰宅後、昨日から少しずつはじめていた新しいパソコンを自分色に染めるモロモロに取りかかったのですが、こっちも進まない…。「李絳攸」と「藍楸瑛」と現在取りかかっているため「碧珀明」は昨日の段階で辞書登録は済ませています(笑)。
昨日は主にその新しいパソコンで書いていたのですが、珀明君だけ「はくめい」と打つと「薄命」になったり(フルネームを入力して碧だけ消してます。「珀明」だけで登録すればいいと解ってるのですが)、まだまだな状態なので本日は旧パソコンです。
 
膝上で作業するのが好きなのでマウスは使わない派なのですが、新しいパソコンはパッド(?)ではどうもスムーズに動かしにくくて困ります。あと新しいパソコンはダブルクリックではなくクリックでフォルダやファイルが開いたりするので、パッド(?)だとなお使いにくいのですが、負けてたまるかっ。
Picasaを入れたら、今(旧パソコンで)使っているのよりも沢山機能が付いていて驚きました。craving exploreとiTunesも入れておきました。まだまだです。
 
現在本欠乏症です。
自分がスカスカな気がするから頭の中を活字で満たしたいです。ぎゅうぎゅうに。
このもどかしさを伝えるために、煙草の症状に当てはめたら禁断症状で手が震えるって感じなのかもしれません(※わたしは煙草すいませんからあまり解らないのですが)。
なあに読もうかなあ。
あと海に逃げたいです(笑)。うみー!
海辺で読書、海辺で(屋外で)執筆とかしたいです。
 
進まないのは最近書いてるアレのせい(16ページ突入してしまった汗)で糖分不足が原因なのかも、と思いいたって書いてみましたが、本当にどうしようもないレベルで落ち込むくらい下手な文章を書いてしまったので、曝すか蔵に入れておくか本当に悩んだのですが、自戒をこめて前者を選びました。本当に失敗してます。
音楽パロです。

 刹那だけ重なった唇は、後は柔らかい感触だけ残した。
「ごめん楸瑛、ごめん」
 掴まれた腕の下で掠れた呟きと、苦しそうな顔と、今にも泣き出しそうな双眸が揺れた。
 向けられた背。
 そして、楸瑛だけが取り残された。
 
 * * *
 
――弾けなくなった。
 窓の光。それと並行しておかれたグランドピアノ。椅子に座った彼の手はぶらんと力なくおろされたまま。
 向けられた形容しがたい苦笑と生気の欠けた瞳。
 ガラス細工のように脆い息苦しい沈黙の中では動きようがなくて、楸瑛は泣きたくなった。
 ポツリと、防音室にその言葉だけがいつまでも落ちていた。
「…そう」
 もっと気のきいた言葉を考えてきたはずなのに、いざ絳攸のいざ絳攸を目の前にしたら、いつもは鍵盤を自在に動く手が力なく下げられているのに気付いてしまったら、痛々しい笑顔を見てしまったら、何もかもが真っ白になった。たった二文字言うだけでも声が震えそうだった。声が震えるのが怖くて――そんなことを躊躇っている場合ではないのに、何も言えない。絳攸の方が苦しんでるはずなのに、どうすることもできないなんて。
「馬鹿。何でお前がそんな顔するんだ」
 くしゃりと笑った絳攸に、無理にそんな顔をさせてしまったことに、楸瑛は絞り出すように「ごめん」と謝ったら「怒るぞ」と言われた。
「コンクールは?」
「辞退しようとしたが、学長が許さなかった。当日までにどうにかしてくれって頼まれた」
「そっか。それは酷いね」
「俺が今辞退すれば誰か他の奴が出れるのにな」
「でも私は君のピアノしか聴きたくない」
 言ってしまった後でしまったと思った。弾けなくなってしまった絳攸には酷な言葉かもしれない。それもどこか怪我したとかではなく、精神的なものらしいから。楸瑛にはよくわからないが。絳攸は何も言わないから。
 絳攸の顔が僅かに曇ったのをどうにかしようと思って、楸瑛は慌てた。
「無神経なことを言ってごめん。君は普段から人の何倍も練習してきて、ここまできたんだから弾けるよ。絶対に弾ける。誰だって悩むし迷う。だから君も今は悩んでいいんだよ。自分のピアノを見つめ直して、見極めて、そして答えが出たらまた聴かせて?」
「違う!」
 思わぬ大声に楸瑛は驚いた。
「そうじゃない。見ろ」
 絳攸の言葉につられるように横まできて、鍵盤を覗きこむ。そっと置かれた手は震えていて、楸瑛は絳攸が言わんとしていることを理解して、今度こそ本当に言葉を失った。弾けない――。本当に弾けないという事実をつきつけられて、大きな衝撃が襲う。そこから抜け出せない楸瑛を呼びもどしたのは、それでもやはり絳攸だった。
「苦しいんだ楸瑛。――いや、怖い。俺は怖いんだ」
「私は君のピアノが好きだ。大好きだよ。一番好きだ」
 腕を掴まれた、と思ったら絳攸の顔が目の前にあった。見慣れない泣きそうな顔。
 透き通った瞳はどこか狂っているような光があって、楸瑛は眼を離せなかった。
「ごめん楸瑛」
 そして――。そして、唇が触れた。
「ごめん楸瑛。ごめん。でも」
 ――俺はお前が好きだ。

 
 数日後、客席で聴いた絳攸の演奏は、これまで以上に深みを増して、観客を魅了した。
 今まで聴いたこともないような音色に、あの時の瞳を思い出させるような狂気が混じり、楸瑛の心を捕らえた。
 
*****
失敗した…!もの凄くこの文章ヘタ!という感が大きいくて打ちのめされています。ああああもどかしい表現力が欲しいっ。
珍しい感じの言い回しを使ったのですが、難しかったです。それも敗因の一つかと。この雰囲気にはこの表現がいいかな、と思ったのですがダメでしたねーははは(棒読み)。
 
でも、この後色々あって、きっと二人はくっつくと信じてます。


下手すぎて伝わらなかったと思うと言うか、そもそも書いていないので多少解説を。
楸瑛に片思いして苦しむ絳攸。持て余す感情とそれが表れてしまうかもしれない恐怖にさいなまれピアノが弾けなくなってしまう、というものです。
だから楸瑛に「好きだ」と告げた時点で、その恐怖とはひとまず決別して再び弾けるようになります、という流れなのですが、書いてなくて済みません。

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