※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
No.652
2014/01/15 (Wed) 22:54:36
直木賞の迷走について著した本が、今月発売されてます。
……ほ、欲しいナ。
いや、面白いんですよね直木賞って。
芥川賞は純文学の新人賞で、「これ」というコアが初めからあるように思うのですが(※芥川賞及び純文学に詳しくない人間の戯言)、対して直木賞は出だしは大衆文学の新人賞だったのに、今は中堅作家くらいまでが候補になってるし(でもまだ一応新人賞ですが、結局文学賞に詳しくない人間の戯言)。
芥川賞はクラス委員とか生徒会長とかやる少しお堅い優秀女子って感じで、対して直木賞は何なんだろう(ぇ)。キャラが定まらず迷走する芸人というか、そのくせ妙に保守的でお高くとまっているちょっとヤなヤツ要素が入った男子生徒…?
<何故擬人化した!!
選評を読めば、エンターテイメント小説に寛容な宮部さんや、超絶保守的な浅田さんの温度差から色々読み取れます。面白い。だから宮内さんが今回は候補に入ってませんが、候補に入るようになってきて「お」と思いました。SFが受賞するようになったらすごいだろうなあ…。選考員的に、SF詳しいのって宮部さんくらいでしょうし、まだ無理なんだろうけれど、という妄想が始まるわけです(笑)。
この先ずっと職業作家としてやっていけるか、というのが論点だった初回から、「直木賞にはまだ早い」というような割と最近の選評まで。いろいろ振り返ると楽しいです。浅くしか知らない私ですら楽しいんだから。
直木賞ってまあ有名ですけど、知れば知るほど「?」な賞だったりします。認知度は大衆文学の賞としては断トツで、権威がありそうに思えるけど、迷走劇を思えば「…おい」みたいな。
ほら、「ええー! あれが候補作に入ってないの!?」とか「ええー! あれが受賞しなかったの!?」みたいな事件を過去におこしてるじゃないっすか! だいたい大衆文学で人を楽しめるエンターテイメント性が含まれているはずがなく、だったら「ここは現実とは違う」というのをいちいち挙げていくのって無粋じゃないっすか!? んなこといったら世の中の小説のほとんどはご都合主義だッ! リアル社会はこんな風に符合しないッ!!
と、私でもアツく突っ込みなくなりますよー…。
なんかドヤ顔で不備を指摘してるんじゃないのかなあ、なんて気がしてくるんですよね…。
と、まあそんな感じです。
直截的に面白い作品なら完全にエンターテイメント系の小説を受賞させている吉川栄治賞や山本周五郎賞などのほうが、潔く面白いものが多い…気がします。直木賞と選考員がかぶっている方もいますが、選評が微妙に違うのも面白いです。賞が違うからそりゃそうなるのですが。
という直木賞の発表は明日です。
作品はどれも読んでませんが、人物だけを見て予想するなら伊東さんかなあ、と思います。万城目さんなんて受賞したら個人的には「おお!」と思うでしょうね。まあ、読んでない人間の戯言です。
あ、ここでも一つ。
伊東さんが受賞したら「ああ、やっと受賞したね! よかったね!!」です。
前々回の朝井のリョウさんが受賞した時は「おおー!」「やるな、直木賞!」という反応です。
こういう面からみても面白いです。直木賞を受賞せずとも(候補に挙がるがその度に受賞を逃して)とっくに直木賞クラスともいえる作家になっている人が受賞すると、「ああ、やっと…!」となるというわけです。
……ほ、欲しいナ。
いや、面白いんですよね直木賞って。
芥川賞は純文学の新人賞で、「これ」というコアが初めからあるように思うのですが(※芥川賞及び純文学に詳しくない人間の戯言)、対して直木賞は出だしは大衆文学の新人賞だったのに、今は中堅作家くらいまでが候補になってるし(でもまだ一応新人賞ですが、結局文学賞に詳しくない人間の戯言)。
芥川賞はクラス委員とか生徒会長とかやる少しお堅い優秀女子って感じで、対して直木賞は何なんだろう(ぇ)。キャラが定まらず迷走する芸人というか、そのくせ妙に保守的でお高くとまっているちょっとヤなヤツ要素が入った男子生徒…?
<何故擬人化した!!
選評を読めば、エンターテイメント小説に寛容な宮部さんや、超絶保守的な浅田さんの温度差から色々読み取れます。面白い。だから宮内さんが今回は候補に入ってませんが、候補に入るようになってきて「お」と思いました。SFが受賞するようになったらすごいだろうなあ…。選考員的に、SF詳しいのって宮部さんくらいでしょうし、まだ無理なんだろうけれど、という妄想が始まるわけです(笑)。
この先ずっと職業作家としてやっていけるか、というのが論点だった初回から、「直木賞にはまだ早い」というような割と最近の選評まで。いろいろ振り返ると楽しいです。浅くしか知らない私ですら楽しいんだから。
直木賞ってまあ有名ですけど、知れば知るほど「?」な賞だったりします。認知度は大衆文学の賞としては断トツで、権威がありそうに思えるけど、迷走劇を思えば「…おい」みたいな。
ほら、「ええー! あれが候補作に入ってないの!?」とか「ええー! あれが受賞しなかったの!?」みたいな事件を過去におこしてるじゃないっすか! だいたい大衆文学で人を楽しめるエンターテイメント性が含まれているはずがなく、だったら「ここは現実とは違う」というのをいちいち挙げていくのって無粋じゃないっすか!? んなこといったら世の中の小説のほとんどはご都合主義だッ! リアル社会はこんな風に符合しないッ!!
と、私でもアツく突っ込みなくなりますよー…。
なんかドヤ顔で不備を指摘してるんじゃないのかなあ、なんて気がしてくるんですよね…。
と、まあそんな感じです。
直截的に面白い作品なら完全にエンターテイメント系の小説を受賞させている吉川栄治賞や山本周五郎賞などのほうが、潔く面白いものが多い…気がします。直木賞と選考員がかぶっている方もいますが、選評が微妙に違うのも面白いです。賞が違うからそりゃそうなるのですが。
という直木賞の発表は明日です。
作品はどれも読んでませんが、人物だけを見て予想するなら伊東さんかなあ、と思います。万城目さんなんて受賞したら個人的には「おお!」と思うでしょうね。まあ、読んでない人間の戯言です。
あ、ここでも一つ。
伊東さんが受賞したら「ああ、やっと受賞したね! よかったね!!」です。
前々回の朝井のリョウさんが受賞した時は「おおー!」「やるな、直木賞!」という反応です。
こういう面からみても面白いです。直木賞を受賞せずとも(候補に挙がるがその度に受賞を逃して)とっくに直木賞クラスともいえる作家になっている人が受賞すると、「ああ、やっと…!」となるというわけです。
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