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No.245
2012/05/21 (Mon) 21:23:49

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お返事は2つ下の日記にあります。

本日の成果です。
初めの方は雲が多かったので、そのままデジカメを陽光に向けてもとれたのですが、晴れてくるとダメ。日食グラスをレンズに当てて撮りました。
なんていうか…月食の時みたい、と思って月食の写真を見返してみたら月食よりもくっきりと欠けるのですね。
例のアカデミックな人も雲間から少しは見れたそうですが、「一分ごとの写真を頂戴」と言ってくる始末…。わたしも休めるなら付き合ってあげたかったのですがね。
あ、金星が太陽を通過するやつのほうが、うんと珍しいらしいので、日食グラスは捨てない方がいいですよっ! 900年ぶりとかなんとか…。ちらっと目にしたか耳にしただけなので、あいまいなのですが、こっちの方がレア度が高いようです。

現在読書中なのは星新一さんの「未来イソップ」。
恥ずかしながら本好きのくせに、この世紀の作家、偉大な先生の御本を読んだことがなかったのですよ。読書家、と言えるほどは本を読んでないのですが、これで一歩近づけたかも。
短編より長編が好きなので、1ページからのショートショート、それも30何編を果たして飽きずに読み進められるか不安があったのですが、テンポがとてもいい! 心地いいリズムで、すらすらと読めます。そして短いのでちょっとした時間に読めて、それでいて区切りがいいところでやめやすいのも電車の中で読む身としては嬉しいです。
シニカルなスパイスがピリッと効いていて、比喩の中には日本社会や政治家のことを言ってるのかな、という深い物もあって、あんな短い物語の中にギュッと詰まっていて豪華で贅沢!

今更ミステリ大賞のことも語ろうと思ったのですが、基本的に「あ、読んだことあるよ、この人の! 懐かしい」という内容とR的な意味ではない大人の絵本作家(挿絵も手掛ける)エドワード・ゴーリー(今でも「華麗なる鼻血」というタイトルを思い出すだけでそのインパクトにおののきます。あと「胡乱な客」だったかの一文で「今日と明日の間」だったかな? そういう表記があってなんて素敵な表現なんだろう、と当時思ったのを覚えています)をきっかけに知ったよ、という話なのですが。それとさくらももこと同じく絵本作家のル・カインについての話なのですが。折り畳みにて。
 

ミステリ大賞は城平さん、と発表をネットで知った時「あれ? この名前どこかで聞いたことある」と思いました。しばらく考えて、いわゆる萌え系(?)の絵が思い浮かんでぽん、と手を打って「あ、この人の本と原作の漫画読んだことある!」と思い出しました。
出会いはエドワード―・ゴーリーがきっかけ。今は亡き絵本作家です。
絵本、といってもノンタンやバーバパパとは違い、水木しげるの絵を洋画風にした如くの細かい線画にのって届けられるのは、陰鬱とした世界。「ギャッシュリークラムのちびっ子たち」という本では、ABCの順に子供たちが死んでいきます。○○は階段から落ちた、とか、△△は桃でのどを詰まらせた、など。桃はないよね、と高校の図書室の司書の方と笑ったことがあります。他の本では売られた女の子の不幸な話など、とてもじゃないけれど、黄色い帽子をかぶって幼稚園へ通うような子供向けの本ではありません。
そのエドワード・ゴーリーをよく読んでいた時期に、友達が「あ、わたしが持ってる漫画の原作の人がこの人(ゴーリー)が好きって書いてた」と言ったのが、城平さんとの出会い。
友達にその漫画を借りて、読みました。そしてノベルス版も3冊ほど借りて読みました。推理漫画・推理小説です。もうすっかり推理小説から遠ざかっていた時期なので、推理などせずに物語として楽しんだにも関わらず、「ほう」と感心した覚えがあります。今思い出せる範囲内ですが、「本格だったな」と思います。なんとか番長とか、結構奇抜な設定で、でもトリックはしっかりしてる、というのでしょうか。
それから数年後、こうしてまた彼の名前を耳にするなんて! 驚きました。そして彼の本、原作漫画に関するエピソードを思い出せて、嬉しかったです。

城平さんはこうして、絵本をきっかけに読むようになったのですが、その反対が絵本作家ル・カイン。これはさくらももこが、著作のエッセーのどれかでル・カインが好きだ、と言っていたのに起因します。
初めて読んだエッセーがさくらももこの「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」か「ももこの生き物図鑑」のどれかなのですが、小学校4,5年生だったでしょうか。面白くて夢中で彼女の本を読みました。彼女の旅行記を借りようと図書館で「さくらももこの旅行の話の奴なんですけど、題名がちゃんとわからなくて。たしか「さくらももこのあっちこっち旅行」とかそんな感じだったと思います」のようなことを言ったら、オジサンの司書が検索してくれたのですが、一致せず。実際のタイトルは「さくらももこの世界あっちこっちめぐり」というニアミス。それから数日後に自力で本を探して、題名を確認した時「わたし曖昧にしかわからないってちゃんと伝えたのに」と憤りました。子供ながら、十年以上たった現在も、懐かしむ余裕はありますがしっかりと覚えてるなんて、それほど読みたかった本だったのです。
人生で初めて読んだ漫画は「ちびまる子ちゃん」です。小学校3,4年の頃だったかな? 漫画の読み方が初めはわからなくて四苦八苦しました。まだうちには当時買ってもらったまる子ちゃんがあります。
そんなさくらももこが、ル・カインが好きだ、と書いてあったので興味を持ったのです。
中学校に入学してからでしょうか。本屋さんの絵本コーナーを何気なく見たら、ル・カインの名を見つけてしまったのです…! 王子様とたくさんのお姫さまの話でした。それこそがさくらももこがエッセーの中で上げていた本だったのです。彼女がほめていた通り、絵が素敵でした。内容もほとんど覚えてないのですがちょっと頓智がきいているようなもので、面白かったと思います。

そうして広がっていく本との出会い。エピソードが蘇ってきて、懐かしくって時間の経過の速さにちょっと切なくなって、でも幸せ。

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