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※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
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No.355
2012/10/05 (Fri) 22:12:40

今年も気付けば150冊以上本を読んでました。

151冊目、菅浩江さんの「鬼女の都」が面白かったんです…!
京都在住の人に読んでもらって、是非感想を聴きたいです。

ざっとあらすじ:
時代小説の同人仲間の中で、絶大な人気を誇る藤原花奈女が、着物が散乱した部屋で赤い着物を纏って死んだ。花奈女の死に関係していると思われる、常にこの京女の作品を支えていた<京都の髄>「ミヤコ」は彼女のプロ作家デビューを恨み、呪詛めいた手紙を送っていた。雅な小説を書き、京女として完璧な彼女の崇拝者、優希は亡き花奈女のプロ作家デビュー作となるはずだったあらすじを受け継ぎ、作品を仕上げようとするが、「ミヤコ」の呪いが彼女と同人仲間に襲い掛かる。京都に飲み込まれる彼女たちが体験する妖しい事件の数々に、論理は存在するのか――。そして花奈女のあらすじを受け継ぐことが出来るのか――。

全てが混然一体となると、なんて心地いいんでしょうか。
タイトル、文章、題材、舞台、その他効果。もうね、本当にどれもこれも一つの作品を作り上げるのにぴったりでした。
タイトルの「鬼女の都」。この「鬼女」や「都」、そして舞台である京都の持つ響きと喚起される、奥ゆかしく怪しく雅なイメージと、描写がマッチしていて、魅力あふれる作品になってるの…!
本格推理小説なので、まあ犯人がいるわけですが、謎解きなんてどうでもいい(ぇ)。事件をこの雅で妖しい世界に巧く織り込んであって、とても素敵でした。
本当に魅力あふれる作品でした。満足まんぞく。
小野不由美さんのミステリが好きな人にはお勧めかも。なんていうか、とても素敵な世界観、雰囲気があるのです。

マニアックな話をすれば、祥伝社から出ている本ですが、ノリ的には東京創元社っぽいです。つ、伝わります…(汗)?
キャラがたってるというか、独特な世界観があるというか……少し古めかしく、でもしっかりしている。老舗出版社のイメージをそのまま持つというか…。
あ、混然一体云々言ってますが、一つ気に入らないのはカバーのイラスト。何で着物にしないの、と思いました(苦笑)。

と言うことで、三連休突入。
さっそく何か書きます。

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