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No.776
2014/09/22 (Mon) 00:26:15

「黄金(きん)の烏」読了。
松本清張賞最年少受賞の「烏に単は似合わない」→「烏は主を選ばない」の待望の続編です。
今一番オススメの1冊かもしれません。いやあ面白いですねぇ。
まだ3冊しか出てませんし、図書館でもそんなに予約件数がないと思うので、秋の長夜にいかがでしょうか。

舞台は人形をとることができる八咫烏が支配する「山内」という世界。
その頂点に立つのが「金烏(きんう)」とよばれる「本物(真正という字を使っていたかもしれません)」の八咫烏です。

受賞作「単」は皇太子たる本物の八咫烏の若君の后選びを巡り浮き彫りになる政治的な対立を描いています。大貴族の姫君たち四人の恋模様と複雑に絡みあうのが、家や権力。宮中で起きる事件に翻弄される彼女たちの視点で描かれています。

2作目「主」は「単」の裏側で何が起きていたか――若君側のストーリーとなります。こちらで田舎貴族の二男坊、雪哉君が登場します。優秀な長男とダメな次男と小さな弟。ひょんなことからできそこないの次男、雪哉が期間限定で若君に仕えることになり、傍若無人な若君に振り回され憤る。政治の中心地で渦巻く権力争いに、否が応でも巻き込まれてしまうのだが、ダメな次男がとった行動と真意は――。
この巻でぐっと心を掴まれました。

本作「黄金」では再び雪哉が登場。
彼の故郷で人食い猿に襲われ村人が全滅する事件が起きた。山内の安全が脅かされる事態が世界を震撼させる。大切なものを護るため、雪哉は再び若君に仕える羽目となった。本当の八咫烏とはなんなのかに一歩迫る内容となってます。
ここにきて物語の軸が定まったのでしょうか。雪哉君が主人公となるのかな。

この巻を読了して、完全に落ちました。よかったよ! 続きが気になります…!
この間発売されたばかりなので、次巻は半年後くらいでしょうか。

ネタがあるのですがネタバレになるので創作で内容を伝えたくても出来ません。
ええと、気が向いたら書くかもしれません。雪哉君で!

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