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No.658
2014/01/25 (Sat) 20:51:54

本当はミステリを読んでいたのですが、ちょっと肩が凝ったので音楽系に戻ってきました。
初めての方です。シナリオライターの方で、シナリオ大賞を受賞した脚本を小説化したのが本作となる、みたいです。

あらすじ:
二流音楽大学の四年生、水沢裕一は、大晦日の定演で演奏される「第九」を乗り切れば卒業できると考えるダメな音大生だ。裕一同様周囲にはやる気がない者たちばかりで、オケの演奏は悲惨なものだ。じゃんけんで負けてコンマスに任命されている裕一は教授に呼び出され、このままでは定演に出すことが出来ないし、卒業させることも出来ない、と告げられ、真っ青に。
メンバーに事の次第を告げ、急遽練習することになったのだが、練習室は予約でいっぱい。窮地に立たされた裕一は、ある場所を思いつく。唯一残る創立時の建物で、取り壊しが決まっている音楽堂だ。メンバーと忍び込み、練習を始めたら――へたくそ……。どこからともなくそんな声が聴こえてきて――。何と戦争のため、繰り上げ卒業させられた当時の音大生たちがの幽霊が現れたのだ。しかも裕一たちに乗り移り彼らが奏でた「第九」は、それはそれは素晴らしい物で…。
背に腹は代えられない。
「……あのさ、定期演奏会で、取り憑いてもらうっていうのはどうかな?」
こうして夜な夜な裕一と俺様コンマス・佐伯をはじめとする、ダメ音大生と幽霊の特訓が始まったのだった。

なんでしょうか…。シナリオ書きが本業の方だからでしょうか…。非常に読みやすく、解りやすかったです。
初めはちょっとわかりにくい部分もあったのですが、途中から全く気にならず楽しめました。脚本が元になっているからなのか、変にマニアックではなくてよかったです。さりとてしっかり調べているんだなあとうのが伝わりました。
さらに現代の若者が主人公なので「その気持ち、よく解るよ!」と深く共感。昔の人に怒られるシーンなど、特に「…解ってる。本人は一番よく解ってる…。でもどうしていいか解らないし、才能ないんだからやっても無駄なことじゃん」というようにな状態になりました。
しかし一度目覚めれば、意識改革は結構簡単なんですよね。あの楽しさを再び味わうためなんだ、と思うと清々しいし、やる気がわいてくるといった感じに。疲労感すら普段怠けている身には尊く感じます。あれ、これは私だけ…?

マジメぇ、な幽霊たちとダメダメな裕一たち。
次第に心を通わせていく様子に、ほっこりしました。
「FFK」と「MMK」。これ、はやらないかな(笑)。海軍はどちらかというと軟派だったみたいですね(笑)。

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