こんなに留守にしていたことは無かった気がするくらい、日が開いてしまいました。済みませぬ。
特に忙しく等なく(むしろ職場は落ち着いてきた)、プライヴェートも相変わらずでしたので、つまるところ読書とか読書とか読書とかに夢中でした。
とうとう手を出してしまったシリーズ第二弾は西尾〇新の物語シリーズになりました…。
まよいちゃんが好きです。まよいちゃんとあららぎ君のやり取りが好きです。
テンポがよくてサクサク読めてしまいました。怪異も現代化するとグローバルでよりモダンな内容になるのでしょう。面白いです。
さらにとうとう(略)第一弾のバチカン奇跡調査官シリーズも順調に読み進めています。
天才科学者でこてこての学者肌の平賀神父と古文書読解の専門家で面倒見がよろしいロベルト神父がいいコンビ過ぎて、一つ以上の意味で笑えます。ちょっと無理がある内容もありますが、楽しい読書の時間にそんな感想は野暮ですね。
最近読んで印象に残った本。
「死と砂時計」。即座に「そこかよ!」とツッコミが思い浮かぶラストが大好きです。
「逃亡」。この手の話は読み応え抜群で、この本を読んで心底よかったと思えます。太平洋戦争時大陸で憲兵をしていた主人公が戦後手のひらを返したように戦犯として追われてしまう話です。
「昭和の犬」。姫野カヲルコさんの直木賞受賞作。この人の作品の「女ってわかんねー」的な部分が一切見当たらず、素直に描写と物語を楽しめました。面白かったです。
「私が語りはじめた彼は」。三浦しをん作品で今のところ一番好きです。何でしょうか。松本清張の「遠い声」や芥川の「秋」(だったかな?)をほうふつとさせるような作品です。ちょっと文学臭を漂わせるとここまで雰囲気が出るのか…! こういう作品をもっと書いていただきたいと切に願います。
さて部屋の中は相変わらず寒いのですが(鉄筋コンクリートなので寒い)、温かくなる外と進む暦にファッション界では春夏コレクションが登場し、電車の中やら職場では徐々に軽やかな服装の女性が増えてきます。
平熱37度弱の私はたいそう寒がりの部類で、まだまだ冬服をがっつり着込んでいたいのですが、春夏ファッションの明るいトーンが好きなので、会社帰りにショッピングへ出かけました。
満足。今月はいろんな出費がありましたが心行くショッピングを楽しめました。
お店のキュートなお姉さん「お似合いですよー!」
わたし「お姉さんみたいな可愛い人に言われたらてれちゃいますよー!」
なんて軟派な会話を繰り広げていました。
※本当の話です。
そんな平熱37度弱のわたしはよく体調を崩すのですが、再びかなり気分が悪い日々が続き、体温を測ってみると驚愕の数字が。
35度
人間たる者風邪を引いた経験は誰でもあるはずで、熱には多少なりとも耐性があることと存じます。
低体温と言うのは慣れがないのでかなりきつかったです。眩暈と言うか意識の混濁と言か頭が働かないというか…あ、最後のはいつものことか。会社休もうと思ってたのですが、先輩のお子さんが潤順でインフルエンザに罹り、看病のため先輩が2週間休んだので、フラフラの身体に鞭を打ってきました。
知らぬ間に再び37度弱に戻っていたので安心です。
ご飯は近くのモールで中華。
しかし初日にとったある行動がこののちのわたしの観光を大いに助
続く。
再び7時に起床しての3日目のはじめの目的地は、2日目にいけなかったサザーク大聖堂です。
教会ってなんであんなにすてきな場所なんだろう、としみじみと思います。あんな場所に子供の頃からつれてきてもらってたら、そりゃ自然にキリスト教徒にもなりますね。
静寂の中にある荘厳なたたずまいと輝きに心が震えます。
というところから、次に向かったのは、イギリス観光の目玉の1つ、St. Paul's、セントポール大聖堂です!
中は写真撮影不可でしたが、天井の金と赤や青といった極彩色のゴテゴテモザイクアートがとにかく素晴らしくて圧巻でした・・・!
イギリスのゴテゴテの装飾の真髄を見せてくれます。ゴテゴテだけれどもお腹いっぱいですにならずに、飽きずにいつまでも観ていられる美しさと気高さがあります。
今回のイギリス旅行でいってよかった場所ベスト3に入ります。ここははずせない場所です。
日本語の音声ガイドがあるので、聞きながら回りました。
上の外観の写真ではドームは隠れてしまいましたが、ドームを高く美しく魅せるために建築者はドームを二重構造にしている下りが楽しかったです。中から見上げるドームの高さと、外から見えるドームの高さは実は違うという訳です。
有名なささやきの回廊もいきましたよ。声は響いて聴こえなかった気がします(苦笑)
さらに!
展望台からの景色がとにかく素晴らしく・・・!
一段一段がとても低い階段をぐるぐる回りながら上って、階段にゲシュタルト崩壊しつつ、さらに途中からは狭くてきつい傾斜の階段を息を切らしぜーぜーになりながらも上り、600段弱の苦行の末に、一番上の塔まで行って見えた風景は、もう美しくてこれは苦労して正解でした・・・!
一番上の塔とは、大きなドームのさらに上、先端にある小さなドームの部分です。
600段は相当きついのですが、行ってよかったです。
下りで大きなドームにもよってそこからの景色も眺めました。
これまでロンドン・アイやタワーブリッジでもロンドンの街を見渡してきましたが、微妙に場所が違うので見える景色がすべて異なります。
セントポールズは街中にあるので、道路のカーブなんかがきれいに見えました!
(※わたくし高所恐怖症ですが高いところの眺めの美しさは好きです。あと飛行機も大丈夫。)
幸いなことにここまで天気に恵まれ、とてもきれいに方々まで見渡すことができて大満足です。
さあて。3日目の大仕事はここからです。
私、Euston駅発、2時間弱特急列車に揺られ、実はコッツウォルズの端の小さな町、Stoke-on-trentというとことまではるばるやってきました。
列車の中でのお昼ご飯は、駅で買ったケーキ2個(!)。
チーズケーキとベリーのタルトです。
お店で私の後ろに並んだ常連のお兄さんに「チーズケーキがおいしいの?」と聞いたら、スマイルで「そうだね。おいしいよ」とこたえてくれました。店番のお姉さんに「彼女が毎朝僕のために作ってくれるんだ」と軽口をたたいていましたどこの楸瑛だ(笑)。
「彼女はグレートシェフね」と私は返した気がします。
と、いうことで席でいそいそと箱を開けて食べるのですが、おいしかったです。しかし2個は多すぎました。ジャパニーズサイズの1・5倍弱あるので、残してしまいましたもったいないのですが…。
実はチケットはオンラインで購入していたつもりでしたが、買えておらず慌てて駅のチケット売り場に走ったのでした。
さて、たどり着いたストーク・オン・トレントとはどんな町でなにがあるかというと、陶器の町で、様々な陶器メーカー工場直営のアウトレットがあります。
私のこの旅の目当て①:ウェッジウッドのティーカップとソーサーとお皿。
ストークオントレントはスケジュールを組む早々から予定にいれていた場所です!
ウェッジウッドのファクトリーアウトレット行きのバスを探したのですがよくわからなかったので、タクシーを拾いました。
タクシーの運ちゃんの話によれば「直通のバスは年末年始のお休み」らしいです。なにそれ。
しかしこのタクシーの運ちゃんがまたいい人で、お会計の時「チップ含まれてるの? 含まれてないなら渡すから」と聞いたら「いいよいいよ。そのかわりまたいつかつかってね」と名詞をくれました。いやいやいやいやわたすから、と思ったけれど受け取らなかったかっこいいぜ。
駅からの料金は5ポンドちょっとなんで、バス(直通はなかった)の乗り換えで行くと3ポンド。あまり変わらないので、タクシーもおすすめです。
こんないいタクシーの運ちゃんでしたが、帰りはバス(直通ではない)を使ってごめんよ。だって、公衆電話探すのが…。
と、いうことでウェッジウッド、ウォーターフォード(ウェッジウッド)、ロイヤル・アルバートを購入。傷物らしいですが主に裏にあるブランドマークがちょっと欠けていたりするだけなので、自分用に購入するのには問題なし! 一応なるべくきれいなものを選びましたがね。
一番のお気に入りはこのウォーターフォードのお皿です。
シリーズがあれば欲しかったのですが、最後の1枚でした。
ルンルンでのお会計でしたが、再びトラブル発生。
日本に別送品として送るつもりでしたが、年末年始はアウトレット内の宅配業者がお休みということでお持ち帰りに。いやいやいやいや明日はミュンヘンにいくし、割れ物はパッキンとかでかさばるし、こんなに運べない無理だって、となくなくドルトンやらアルバートのティーポットやらを諦めました。ふあー。
次行くときは買う、と思うのですが、実際は各所で開かれているフリーマーケットで購入したほうが格安で手に入れられるそうです。廃盤になったモデルなんかもあるみたいです。
さて、この子たちをどうやって持ち帰るかについては大冒険が待っています。これはまた後で…。
ちなみにこの子たちと日本で再開したのは帰国後1か月弱後です。……もう届かないと諦めてましたね。
さてロンドンに戻ったのは、夜の6時頃です。そこで次に向かったのは…。
昨日はシャーロックホームズ博物館。今回はと言うと、同じくイギリスより近年になりますが世界各国に発信された、ファンタジーの大ベストセラー関連。
そうハリー・ポッターです。
ハリーがフォグワーツに向かうときのプラットホーム、9・3/4ホームのモニュメントがKing's Cross/Pancras駅にはあります。
「ハリーポッターはどこ?」ときけばすぐ、教えてくれますよ。
しかしイギリスと日本は右ハンドルだったり、にている文化が多いと思うのですが、行列に並びたがるというところまでそっくりだとは…。
ハリーポッターは大混雑でした。
前日にはグリニッジで並び、ホームズで並び、本日はハリーポッターで小一時間…。
仕方ない。仕方ないとはいえ、から笑いしかでませんでした。
とはいえグリフィンドールのマフラーを首に巻いてホームの壁を抜ける写真を撮った時は大興奮!
さらにここのスタッフの男女のコンビが常に笑わせてくれたので、並んでる時間もそこまで苦にはなりませんでした。そこまではね…。
さて、この日の夕食はホテル近くのインド料理です。イギリスといえばカレー。日本に伝わったのもイギリス経由です。
バターチキンのカレーは驚くほどの甘さで、おいしいんだけど「ちがう!」と。求めていたものはこれではない、と胃袋が訴えてきました。が、おいしかったです。また食べたいなあと思うくらいには。
前菜にオーダーした、ジャガイモのカレー炒めみたいなものが、パクチーがなければ最高にGoodでしたね。あれは超おいしかったです。
ラッシーは無理、の一言につきます。
粉っぽい、甘くない、まずい。日本のラッシーが好きです。
と、いったところで3日目終了。
4日目の31日はミュンヘンへと旅立つのですが…。思わぬ事態に陥るのでした。つづく。
虫歯はでも1本きりだったのでよかったです(自分が痛みを自覚していた歯ではなかったのですが)。これは来週に持ち越し。ケア用品を買ってきたのでしっかり手入れします。
歯磨きって「~ながら」作業になってしまいがちなので、もう少し真剣に向き合ってみます。
そして部内で風邪が蔓延していてさっそくうつされていた先週でしたが、咳が酷くなる前にどうにかできてよかったです(席替えをして皆と席が近くなったのが不幸中の幸いで、体調を気遣われ早く帰ることが出来ていた。不幸中の幸いの「不幸」とはその席があまり環境がよくないところでしてははは。風邪が蔓延してるしははは)。
冷蔵庫、冷凍庫がともにパンパンです。ピンチ。
一人り暮らしのイメージってスカスカの冷蔵庫にビールの缶って感じだと思ってたのですが、もう本ッ当にパンパン。
一応冷蔵庫は一人暮らし用の中では大きい目のサイズなのですが、甘かったです。
共働きの環境で育ち小さいころから料理はしていたので、スカスカにビールってことは無いとは思ってましたが、甘かったです。
そんな冷蔵庫の中身の大部分を占めているのが、ミニサイズのお豆腐7丁と、ヨーグルト400g+450g計4、5箱かと…。
お豆腐は食欲ない時とかの味方で、ヨーグルトは毎日朝夜の友。
夏になるとこれが加速しますがえええ。
冷凍庫がパンパンなのは間違いなく冷凍ごはんと冷凍いちご(2.5kg)が犯人です。
冷凍いちごは一日1杯は飲んでいるスムージー用です。
その他、もちろん野菜だとか食材はたくさん入ってますが、もうしばらく食材は買わないほうが賢明ですね(他人事風)。
実家に革製品用のクリームをとりに行こうと思って行かなかったからどうしようかな…。
そうか、アニメ化するのか。うん。
この本を書いたというか引き継いで書いた作家が好きで、本書も手に取った次第なのですが、「あの円城塔さんが物語を書いた!」と驚いたものです(笑)。
円城塔さんは、芥川賞を受賞された方で、言葉遊びが巧みで面白い知識を沢山持っているし賢いはずしかたを得意とする頭のいい人です。磁石の揚げ物とかね(※磁力が無効化されるらしい。「これはペンです」より)。
言葉遊びが巧み過ぎて、内容を追えずに眠くなることも多いのですが、「なんか好き」な文章で、毎回毎回手にとってはうんうんうなりながらも「なんか好き」と思ってしまうのです。むしろ「なんか好き」と確認するために読んでるのかもしれない。
そんな円城塔さんが伊藤計劃さんという作家さん(彼の書きあげた本は未読)のSFを引き継いだのが「屍者の帝国」です。
あらすじ:
産業革命に湧くロンドンでは死者に新たな人格をインストールし、使者としてつかう屍者ビジネスが一般化し、屍体不足に陥っていた。従軍医を目指す医学生ワトソンは、ヴァン・ヘルシング教授の依頼を受けて、アフガニスタンで諜報活動を始める。屍者が支配する国――「屍者の帝国」があるという。調査を続けるうちにフランケンシュタインが創造した一番初めの屍者で屍者ビジネスの知識を持つ「ザ・ワン」と、彼が残した手記があるということを突き止めた。書記官として屍者のフライデーを伴い、ワトソンは手記を求めて各国を旅する。
ちなみに、ワトソンはシャーロック・ホームズの相棒のワトソン君です(!)。
ヴァン・ヘルシングだとかフランケンだとか、その他いろいろ出てきます。
ワトソンの後を付けて自動書記を続けるフライデーだけれども、そんな彼がなんだかかわいく思えてくる場面がいくつかあります。
SFはちょっと知的な読み物です。想像だけではなく、そこに科学的な知識を織り交ぜながらではないと、薄っぺらなものになってしまいます。その科学的知識ってやつの設定に毎回わたしはつまずくのですがね…ふ。
たしかプロローグが伊藤さん、その他が円城塔さんが書いたのだと思いますが、円城さんの文章だからちと難しい。でも上記のようにSFとは多少難しい読み物なので、マッチしてると思います。
なによりも言葉遊びじゃない円城さんの文章は、かーなーりーレアです。
そして二人の書き手が書いたことで生まれた感動は、読了した人には伝わるはず!
という京極脳はいったん置いてみます。
さて、伊坂さんの「死神の精度」を読んだのですが、妄想がススム君でした。ごちそうさまっ。
短篇集で、死神がターゲットを観察し、その人物が死ぬことにたいして「可」またはごくごくまれに「見送り」の採決をする話です。
死神はターゲットの観察期間は地上におり、その人物と接触し決断します。
彼らにとっては仕事している時間が、地上に行くことができ、彼らが愛する「ミュージック」に耽溺できる貴重な機会となります。できればずっとミュージックに浸っていたい、というのが本心でしょうね。
また情報部という部署があり、ターゲットとその身辺の情報はそこからもらうのですが、小出しというか積極的に聞かなければ重要な情報すら教えてくれないという職務怠慢とでもいえるような態度です。
人間界に疎い死神の、まじめにとぼけている姿は大変美味です(笑)。
まあそういうことで、伊坂さんにしては異色ですが、彼の王道ラインよりかわたしはこっちの方が好みでした。ファンタジーですが、全く苦手だああと思うことはなかったです。
こういう設定が好きな人は一読の価値アリだと思います。
もう遥か遠い昔の話に思えます。
※ ※ ※
2日目の午後の部、開幕はGreenwich。
韓国人のカップルの観光客がずーっと場所を独占していて。それがなければもう少しすいすい進んだと思います。並んでいる人たちは、彼女たちが去った後で「クレイジーだぜ」と言ってました。空気を読まない欧米人にしても、空気を読めよ、と言いたかったんだろうな…というのが感慨深いです。
続いては、Maritime Museumです。
海軍の職務別のユニホームとか、コンパスとか、航海記とかがあって妄想できると思いますよ(笑)。
ドラ〇エに出てきそうな宝箱があったり、勲章のメダルがまた楽しい(※ドラ〇エは一度もやったことがありませんがちょっと詳しい)
さて、ここから再び中心部に戻り、次の目的地に向かおうとしましたが、時間切れでサザーク大聖堂は翌日に回し、ベイカーストリートへと向かうのでした。
赤裸々おわり。
私の目の前でいったん人数制限に引っかかってしまったので、その私に謝るコスプレ門番に
彼と写真を撮るのも、このミュージアムでの楽しみです。
私が再び文字にかかって写ってますが、まあこんな感じに門番さんと写真を撮れるんだよってことです。
ホームズの手紙には「My Dear Watson」と書かれています(笑)。
その他ホームズに当てたシャーロキアンからの手紙等が展示されていました。訪問台帳もあり、わたしもこっそりサインしてきましたよ!
さて、この後、移動してホームズ博物館の後ということでシャーロック・ホームズというガストロパブ(おいしい料理を出すパブ)に向かうのですが、満員御礼のため適当なカフェでお酒1杯とパスタを食べましたね。おいしかったです。
トラファルガー広場から、ビッグベンまでふらふら歩きました。夜のロンドンはとても素敵です!
ということで、2日目の幕がここで降りました。
毎日よく眠れます。
04 | 2025/05 | 06 |
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