※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
No.216
2012/04/18 (Wed) 21:48:33
「Non-s」の前半と後半じゃ、なぜだか文章の印象が違ってしまっていて、書きなおすかどうかのはざまで揺れています。
遅筆なわたし基準では、かなり早く書き上げた話なのに、どうして違ってしまったのか謎です。
その前半部分がリズムが悪くて…。おお、文章力よ、いずこへ。
「バッテリー」読了。
初めから悪くない意味で肩透かしを喰らった作品に相応しく、最後も多少予想してたとはいえ悪くない意味で肩透かしを喰らいました(笑)。
読書前の漠然とした印象は、野球を通した成長物語。
読書初期の印象は、俺様というか関白な主人公、巧の内面の成長物語。
実際は巧、成長しないのね(笑)。そのかわりバッテリーとして豪と巧のひとまとまりとしては成長しましたが。
この巧がまた超絶どえらい人で、もし自分が関わってしまったらいろんな仮面をかなぐり捨て「こんのくそガキ」と思うかもしれない程、本当にどこの天上人だ独裁者だってくらいの性格で
「打たれると思ってるのか?」(打たれるはずないって自信)
「俺がマウンドに立ってるのに野球以外のことを考えるなんてムカつく」
「理不尽な要求に我慢して受け入れなきゃならないくらいなら、試合なんて出れなくていい。だけど俺がいるのに何で野球をやらないなんてことがあるか」
みたいな、本当に生意気を通り越して、なんていうか有り得ない性格をしてます。
上記の例では伝えきれないくらい(本当に!)。
直球しかもってないのだから、有り得ないっちゃ有り得ないのですが。野球は駆け引きも大事です(あまり観ませんが野球好きです)。
これで青春ストーリーを書くなら、王道は天才ピッチャー巧が挫折を味わい仲間と心を通わせていくハートフルな成長譚になると思うのですが、上記のとおり彼は基本的にそのまんまです。バッテリーを組むにあたって、多少は相手のことを知ろうとする面ものぞかせます。
でも自分を変えようなんて思ってない。仲間のために野球をしようなんて思ってない。
相変わらず俺様で周囲を振りまわすし。
彼の考える野球って本当に純粋な、社会的なものをすべてとっぱらっても存在するようなもので、でも中学や高校といった組織でスポーツをする場合は色々余計な物が付随してくるわけで、そこら辺の葛藤もありますが、主人公はまったく譲らない。その頑固さと才能が故に周りを巻き込んで、周囲が変わる――というか、変わらない巧をどうやって機能させていくか、というかたちになっていきます。
ね、人として成長してないでしょ?(笑)
青春小説は好きなのですが、どうにもそのスポーツだったりが登場人物たちの成長のための道具にされて、仲良こよしで終わるのがちょっと腑に落ちない部分も多少はあるのですが(エンターテイメント性が強い「武士道」シリーズのようなものは別としてね)、「バッテリー」はそこらへんは少なかったと思います。まあでも一般的にイメージする「野球小説」ではないです、といっても「野球小説」を読んだことがないけれども。
中学入学前から一年生の途中まで、という限られた本当に短い期間の話なのも、面喰いました。
野球シーンが少ないのも面喰いました(笑)。
あと個人的に「青波は死ぬかもしれない」とちらりと思ってしまってごめんなさい(笑)。どこぞの推理小説じゃないんだから(笑)。でも死んでいたらそこまでの小説だったのか、と思ってしまいそうだったので良かったです。完全に毒されてることを自覚しました(笑)。
遅筆なわたし基準では、かなり早く書き上げた話なのに、どうして違ってしまったのか謎です。
その前半部分がリズムが悪くて…。おお、文章力よ、いずこへ。
「バッテリー」読了。
初めから悪くない意味で肩透かしを喰らった作品に相応しく、最後も多少予想してたとはいえ悪くない意味で肩透かしを喰らいました(笑)。
読書前の漠然とした印象は、野球を通した成長物語。
読書初期の印象は、俺様というか関白な主人公、巧の内面の成長物語。
実際は巧、成長しないのね(笑)。そのかわりバッテリーとして豪と巧のひとまとまりとしては成長しましたが。
この巧がまた超絶どえらい人で、もし自分が関わってしまったらいろんな仮面をかなぐり捨て「こんのくそガキ」と思うかもしれない程、本当にどこの天上人だ独裁者だってくらいの性格で
「打たれると思ってるのか?」(打たれるはずないって自信)
「俺がマウンドに立ってるのに野球以外のことを考えるなんてムカつく」
「理不尽な要求に我慢して受け入れなきゃならないくらいなら、試合なんて出れなくていい。だけど俺がいるのに何で野球をやらないなんてことがあるか」
みたいな、本当に生意気を通り越して、なんていうか有り得ない性格をしてます。
上記の例では伝えきれないくらい(本当に!)。
直球しかもってないのだから、有り得ないっちゃ有り得ないのですが。野球は駆け引きも大事です(あまり観ませんが野球好きです)。
これで青春ストーリーを書くなら、王道は天才ピッチャー巧が挫折を味わい仲間と心を通わせていくハートフルな成長譚になると思うのですが、上記のとおり彼は基本的にそのまんまです。バッテリーを組むにあたって、多少は相手のことを知ろうとする面ものぞかせます。
でも自分を変えようなんて思ってない。仲間のために野球をしようなんて思ってない。
相変わらず俺様で周囲を振りまわすし。
彼の考える野球って本当に純粋な、社会的なものをすべてとっぱらっても存在するようなもので、でも中学や高校といった組織でスポーツをする場合は色々余計な物が付随してくるわけで、そこら辺の葛藤もありますが、主人公はまったく譲らない。その頑固さと才能が故に周りを巻き込んで、周囲が変わる――というか、変わらない巧をどうやって機能させていくか、というかたちになっていきます。
ね、人として成長してないでしょ?(笑)
青春小説は好きなのですが、どうにもそのスポーツだったりが登場人物たちの成長のための道具にされて、仲良こよしで終わるのがちょっと腑に落ちない部分も多少はあるのですが(エンターテイメント性が強い「武士道」シリーズのようなものは別としてね)、「バッテリー」はそこらへんは少なかったと思います。まあでも一般的にイメージする「野球小説」ではないです、といっても「野球小説」を読んだことがないけれども。
中学入学前から一年生の途中まで、という限られた本当に短い期間の話なのも、面喰いました。
野球シーンが少ないのも面喰いました(笑)。
あと個人的に「青波は死ぬかもしれない」とちらりと思ってしまってごめんなさい(笑)。どこぞの推理小説じゃないんだから(笑)。でも死んでいたらそこまでの小説だったのか、と思ってしまいそうだったので良かったです。完全に毒されてることを自覚しました(笑)。
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