※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
No.473
2013/05/25 (Sat) 20:10:40
***追記***
小泉喜美子さんの「弁護側の証人」を購入したので眺めていました。帯の背表紙側に、人気作家5名の推薦文が紹介されています。
それぞれ、個人的なコメントを踏まえて紹介してみます。
我孫子武丸さん「今だからこそ、広く読まれて欲しい一冊」
社会派なのかな、という予感がするコメントです。

という訳で、金曜日に久々に四六のハードカバーを購入し、読了しました。
ポプラ社で出版されているからか描写は大人し目でした。まあ彼の出版社は平山さんの「DINNER(ダイナー)」を出版しているからには、お上品でよい子で子供向けなんて言ってられませんよね。
※「DINNER」は殺し屋専門の定食屋の話です。面白いですお勧めです。
面白かったです…!
ハードカバーで買っても損はナシ。装幀にも非常にこだわっていて、タイトルが金の箔押で、カバーをとったあとの表紙にも模様が印刷してあり、さらに本文のページも枠線で囲ってあります。カバーのバーコードもグラデーションの印刷の上にしてあるなど、かなり凝ってます。
肝心の内容は、皆川さんにしては珍しくほんわか路線! ここらへんは上に述べたとおり、ポプラ社刊だからでしょうね。
いつものあの悪趣味なまでの描写も好きですが、今回は素直に心地よかったです。
「開かせて(略)」に引き続き、今回も名前が覚えやすかったです。神の啓示をうけた羊飼いのエティエンヌと狼少年野生児ルーと皮肉屋の仮面をかぶった助修士ドミニクと鍋の兜をかぶったアントン君がお気に入りです。カバーの子どもたちを眺めながら、これがエティエンヌで…、と当てはめました。うん、素敵なイラスト。
内容はタイトルまんま、子供たちが聖地エルサレムを目指すお話です。子供たちの力なんて限られてますから、どうやって聖地まで向かうかだったり、エティエンヌの噂を聞きつけ膨れ上がっていく団体で生じる軋轢や、「奇跡」を強要される困難な状況にどうやって立ち向かっていくか、というような比較的まっすぐでわかりやすいです。ちゃんと陰の部分も書かれているのがさすが皆川さん。
楽しかったあ!
明日は…三津田さん「水魅(みずち)の如き沈むもの」かな。
最近は休日にあまり読書をしてなかったのですが、図書館で借りたのではなく自分で買った本は「読んでみたい」ではなくて「読みたい」本なので言わずもがな。
今日はこれから書きますとも!
小泉喜美子さんの「弁護側の証人」を購入したので眺めていました。帯の背表紙側に、人気作家5名の推薦文が紹介されています。
それぞれ、個人的なコメントを踏まえて紹介してみます。
我孫子武丸さん「今だからこそ、広く読まれて欲しい一冊」
社会派なのかな、という予感がするコメントです。
綾辻行人さん「『弁護側の証人』を読む、それはすなわち、極上の魔法を体験するということである」
おおお、ミステリとしての期待が高まります!
宇江佐真理さん「これはミステリーという名の騙し絵である」
トリッキーということですね。騙し絵…。気になります。シンプルなのに印象深い。言い回しが巧いのはさすが言葉を操るプロ。
千街晶之「騙しのテクニックのルーツがここにある」
騙し…やはり叙述ですか? 本作を初めて読んだ時、千街さんが受けた衝撃の度合いがうかがわれますね。
貫井徳郎さん「驚きのどんでん返し! 絶対騙されるぞ」
叙述色濃厚か。語り口調で煽ってくる宣伝文句は嫌いじゃないです。
法月綸太郎さん「ダメ男の王子様と、戦うシンデレラ。起死回生の逆転愛が待ち受ける必読の名作」
……!!
法月さんの作品は拝読したことがなかったのですが、一気に好きになりました。よし今度読もう。
一言で登場人物の設定が解りますし、それが面白い! ミステリ好きだけじゃなくても興味を持ちますよこの文句!
ただそれだけの追記です。本が好きです。大好きです。
**********
という訳で、金曜日に久々に四六のハードカバーを購入し、読了しました。
ポプラ社で出版されているからか描写は大人し目でした。まあ彼の出版社は平山さんの「DINNER(ダイナー)」を出版しているからには、お上品でよい子で子供向けなんて言ってられませんよね。
※「DINNER」は殺し屋専門の定食屋の話です。面白いですお勧めです。
面白かったです…!
ハードカバーで買っても損はナシ。装幀にも非常にこだわっていて、タイトルが金の箔押で、カバーをとったあとの表紙にも模様が印刷してあり、さらに本文のページも枠線で囲ってあります。カバーのバーコードもグラデーションの印刷の上にしてあるなど、かなり凝ってます。
肝心の内容は、皆川さんにしては珍しくほんわか路線! ここらへんは上に述べたとおり、ポプラ社刊だからでしょうね。
いつものあの悪趣味なまでの描写も好きですが、今回は素直に心地よかったです。
「開かせて(略)」に引き続き、今回も名前が覚えやすかったです。神の啓示をうけた羊飼いのエティエンヌと狼少年野生児ルーと皮肉屋の仮面をかぶった助修士ドミニクと鍋の兜をかぶったアントン君がお気に入りです。カバーの子どもたちを眺めながら、これがエティエンヌで…、と当てはめました。うん、素敵なイラスト。
内容はタイトルまんま、子供たちが聖地エルサレムを目指すお話です。子供たちの力なんて限られてますから、どうやって聖地まで向かうかだったり、エティエンヌの噂を聞きつけ膨れ上がっていく団体で生じる軋轢や、「奇跡」を強要される困難な状況にどうやって立ち向かっていくか、というような比較的まっすぐでわかりやすいです。ちゃんと陰の部分も書かれているのがさすが皆川さん。
楽しかったあ!
明日は…三津田さん「水魅(みずち)の如き沈むもの」かな。
最近は休日にあまり読書をしてなかったのですが、図書館で借りたのではなく自分で買った本は「読んでみたい」ではなくて「読みたい」本なので言わずもがな。
今日はこれから書きますとも!
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