※個人の趣味によるブログです。基本的に本を読んでます。
No.255
2012/06/01 (Fri) 23:37:08
もはや何も言うまい、とぐっと涙をこらえ(?)、足の爪がはがれ病院へ行き(痛い)、その他個人的――というか拡大家族世代的な問題(でも将来私の肩にのしかかってくる)に気付いてしまいその対処法を心の中で講じ…。それでもどうにかこうにか今週が無事終わり、お酒はいつでも美味しいわけです。そして(昨日食べた)西京漬のお魚も最高なわけです(大好き)。今日の地震はびっくりしたー。こんばんわ、です。
粛々と校正に励んでおります。
そして買ったよ。フリクションの赤 for 校正。

ただし現状、誤字をつぶしてしまう癖が抜けなくて、この子の本領発揮までは時間が必要です。
6月中に終わるかなー校正と残り25%のことをつらつらと考えてます。
久々に読んでみて、解りづらい箇所や、「○○な気がする」という表現が多用されていて、そこを直したり。誤字脱字以外にも赤はちょくちょく入れてます。
あ、「ジョーカー・ゲーム」のかっこよさは筆舌に尽くしがたいレベルですよね…!
お伺いしたいのですが、今はここから失礼いたします。
続巻は22日発売です。知的ゲームがお好きな方、かっこいい話が好みの方は是非、ってなんの宣伝をしているのか(笑)。結城中佐かっこいい。
で、ため込んであるスパイネタが以下。もう話は書かないので、場面のみの妄想故、唐突にスタート。
「久しぶりだね、絳攸」
すっと出てきた男は、そう言って愛用のコルトの照準を絳攸の額に合わせた。カチャリと音がする。絳攸耳に、よく馴染んだ音だ。
ゆっくりと眼を見開いて頑是ない子供の用に「しゅうえい?」と口にした絳攸に、追いつめたはずの老年の男は優越感を満足させ下品に笑った。
「はっはっは。驚いたようだな。藍楸瑛君は我が組織がスカウトさせてもらったよ。君がこそこそ嗅ぎまわっている間に情報は筒抜けだったのさ」
「そういうこと。悪いね絳攸」
「どう、して?」
それまで呆然としていた絳攸は、うなだれてぎゅっと唇を噛みしめた後、激高した。
「何故俺を裏切った楸瑛!」
「裏切る? そんな言葉が君の口から出るとは思わなかったよ。条件がいい方を選ぶのは当然だろ? 君のこと結構好きだったけど、こうなって心から残念だ」
唇に浮かぶ三日月と、冷え冷えとした瞳はどこまでも残酷で――。本気だった。
「さあ、銃を捨てるんだ」
絳攸が悔しそうに顔をそむけ、手を下ろす様子を――裏切られ、絶望する様子を男はにやにやと嗜虐的に笑いながら観察していたのだが――。
「お前がな」
二つの銃口が男へ向けられた。目を真円に見開き、口まで間抜けに中開している。しばし呆然としていた男の眼は見る間に充血し、また顔色も徐々に赤みを増していった。
「聞こえなかったのか。銃を捨てろ。これが最後の警告だ」
その機械のような口調に、込み上げる怒りから震えながら銃を床に置いた。楸瑛がそれを蹴飛ばす。
絳攸にあごで促された楸瑛は、男の白い背広へ手を忍ばせIDケースからカードを一枚抜き取った。今回の獲物だ。コルトの先を男に向けたまま、楸瑛は絳攸にカードを渡し確認させた。
手際よく男を縛り上げたら長居は発見されるリスクを高めるだけ。撤収する間際。
「お、おのれ…!! だ、騙したな…!」
その声に絳攸はぴたりと動きを止め、振り返った。
「騙す? 何のことだ」
答えは得られない。絳攸は呪い殺さんばかりの視線を受け流し、楸瑛の肩に手を置きニヤリと笑った。
「こいつが俺を裏切るわけがないだろ」
窓が開く――。疾風に反射的に目を細めた次の瞬間。
彼らは既にどろりとした闇夜へと消えていた。
ゆるぎない信頼関係ってやつです。
アジトに戻ってから「それで、少しは私のこと疑った?」「お前はとっくの昔に俺を選んだんだろ?」と余裕しゃくしゃくで返しちゃうようなやり取りがあればあったで楽しいです。
高校生スパイは、生徒会組織にいつの間にか作られてしまった諜報機関。
意見箱に「○○ちゃんの好みのタイプが知りたい」という悪ふざけとも藁にもすがりたいともいえないような投書が投げ込まれたことから、次期生徒会選挙の続投に不安がある現生徒会長紫劉輝一年生は支持率を上げ得票を増やすため、書記と議長の李絳攸および藍楸瑛以下タンタン君、静蘭、燕青含む生徒会執行部メンバーにスパイ活動をさせる、という設定なのですが。え…どこがスパイかって?
例えば「○○ちゃんの好みのタイプ」を探るために、○○ちゃんがアルバイトとして働いているファストフード店に偶然を装い蘇芳を新しいアルバイトとして送り込み、それとなく聞き出したり。時には「うちのオフクロが何が欲しいか調べてくれ(母の日のプレゼント調査)」のため絳攸や楸瑛もスーパーのレジとしてアルバイトをします。楸瑛にとっては人生初のアルバイトとなるでしょう。
報酬は――生徒会の手伝いとか? そうやってこそこそ嗅ぎまわって手に入れた愛ですから、一種連帯感が生まれ、劉輝への清き一票(実は清くない)が生産されるわけです。実際に依頼人たちは感謝してるから、清き一票ですよ。
ボス(劉輝)の利益になるように、諜報活動に励むので立派なスパイ活動だと思ってるのですが(笑)。
そしてアルバイト代で、どこかへ合宿へ。そんな青春群像劇です(大きく出た)。
粛々と校正に励んでおります。
そして買ったよ。フリクションの赤 for 校正。
ただし現状、誤字をつぶしてしまう癖が抜けなくて、この子の本領発揮までは時間が必要です。
6月中に終わるかなー校正と残り25%のことをつらつらと考えてます。
久々に読んでみて、解りづらい箇所や、「○○な気がする」という表現が多用されていて、そこを直したり。誤字脱字以外にも赤はちょくちょく入れてます。
あ、「ジョーカー・ゲーム」のかっこよさは筆舌に尽くしがたいレベルですよね…!
お伺いしたいのですが、今はここから失礼いたします。
続巻は22日発売です。知的ゲームがお好きな方、かっこいい話が好みの方は是非、ってなんの宣伝をしているのか(笑)。結城中佐かっこいい。
で、ため込んであるスパイネタが以下。もう話は書かないので、場面のみの妄想故、唐突にスタート。
「久しぶりだね、絳攸」
すっと出てきた男は、そう言って愛用のコルトの照準を絳攸の額に合わせた。カチャリと音がする。絳攸耳に、よく馴染んだ音だ。
ゆっくりと眼を見開いて頑是ない子供の用に「しゅうえい?」と口にした絳攸に、追いつめたはずの老年の男は優越感を満足させ下品に笑った。
「はっはっは。驚いたようだな。藍楸瑛君は我が組織がスカウトさせてもらったよ。君がこそこそ嗅ぎまわっている間に情報は筒抜けだったのさ」
「そういうこと。悪いね絳攸」
「どう、して?」
それまで呆然としていた絳攸は、うなだれてぎゅっと唇を噛みしめた後、激高した。
「何故俺を裏切った楸瑛!」
「裏切る? そんな言葉が君の口から出るとは思わなかったよ。条件がいい方を選ぶのは当然だろ? 君のこと結構好きだったけど、こうなって心から残念だ」
唇に浮かぶ三日月と、冷え冷えとした瞳はどこまでも残酷で――。本気だった。
「さあ、銃を捨てるんだ」
絳攸が悔しそうに顔をそむけ、手を下ろす様子を――裏切られ、絶望する様子を男はにやにやと嗜虐的に笑いながら観察していたのだが――。
「お前がな」
二つの銃口が男へ向けられた。目を真円に見開き、口まで間抜けに中開している。しばし呆然としていた男の眼は見る間に充血し、また顔色も徐々に赤みを増していった。
「聞こえなかったのか。銃を捨てろ。これが最後の警告だ」
その機械のような口調に、込み上げる怒りから震えながら銃を床に置いた。楸瑛がそれを蹴飛ばす。
絳攸にあごで促された楸瑛は、男の白い背広へ手を忍ばせIDケースからカードを一枚抜き取った。今回の獲物だ。コルトの先を男に向けたまま、楸瑛は絳攸にカードを渡し確認させた。
手際よく男を縛り上げたら長居は発見されるリスクを高めるだけ。撤収する間際。
「お、おのれ…!! だ、騙したな…!」
その声に絳攸はぴたりと動きを止め、振り返った。
「騙す? 何のことだ」
答えは得られない。絳攸は呪い殺さんばかりの視線を受け流し、楸瑛の肩に手を置きニヤリと笑った。
「こいつが俺を裏切るわけがないだろ」
窓が開く――。疾風に反射的に目を細めた次の瞬間。
彼らは既にどろりとした闇夜へと消えていた。
ゆるぎない信頼関係ってやつです。
アジトに戻ってから「それで、少しは私のこと疑った?」「お前はとっくの昔に俺を選んだんだろ?」と余裕しゃくしゃくで返しちゃうようなやり取りがあればあったで楽しいです。
高校生スパイは、生徒会組織にいつの間にか作られてしまった諜報機関。
意見箱に「○○ちゃんの好みのタイプが知りたい」という悪ふざけとも藁にもすがりたいともいえないような投書が投げ込まれたことから、次期生徒会選挙の続投に不安がある現生徒会長紫劉輝一年生は支持率を上げ得票を増やすため、書記と議長の李絳攸および藍楸瑛以下タンタン君、静蘭、燕青含む生徒会執行部メンバーにスパイ活動をさせる、という設定なのですが。え…どこがスパイかって?
例えば「○○ちゃんの好みのタイプ」を探るために、○○ちゃんがアルバイトとして働いているファストフード店に偶然を装い蘇芳を新しいアルバイトとして送り込み、それとなく聞き出したり。時には「うちのオフクロが何が欲しいか調べてくれ(母の日のプレゼント調査)」のため絳攸や楸瑛もスーパーのレジとしてアルバイトをします。楸瑛にとっては人生初のアルバイトとなるでしょう。
報酬は――生徒会の手伝いとか? そうやってこそこそ嗅ぎまわって手に入れた愛ですから、一種連帯感が生まれ、劉輝への清き一票(実は清くない)が生産されるわけです。実際に依頼人たちは感謝してるから、清き一票ですよ。
ボス(劉輝)の利益になるように、諜報活動に励むので立派なスパイ活動だと思ってるのですが(笑)。
そしてアルバイト代で、どこかへ合宿へ。そんな青春群像劇です(大きく出た)。
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