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No.424
2013/03/30 (Sat) 01:23:24

絳攸が伝統芸能(曖昧その1)
楸瑛が伝統工芸(曖昧その2)
に携わるという設定が脳内で暴れまわっています(笑)。
二人とも新米若様です。必然的によく和装をしております。

絳攸が代々伝わる重要なものを(曖昧その3)、御用達の工場である楸瑛の店に修理依頼をするのですが、出来があまりよくなくて。
「ふざけるな○○屋(屋号が曖昧その4)! こんなもん掴ませやがって!」
と怒鳴り込みに来ます。そこで若様同士の初めてのご対面。
「おや、君は…?」
「○○町(曖昧その5)の十二代目、李絳攸だ。そういうお前は誰なんだ?」
「これはこれは大変失礼足しました。大得意様でいらっしゃいましたか。ご挨拶に伺えずに申し訳ございません。私は先だってこの店を継ぎました、○○屋十三代目藍楸瑛です。以後おしりお気を」
そう言って典雅な色男はにっこりとほほ笑んで、手を差し出してきた。
「ふん。十三代目は大したことないな」
絳攸はそんなゆったりとした態度に苛立ち、手を払い毒づいた。
「そうそう。何か問題でも?」
絳攸はギンと睨みつけて握りしめたものを突き出した。楸瑛は顔を近づけまじまじとそれを見やり、やがて眉を寄せてポツリと言った。
「これは…? 年代物のいい品なのに、この仕上げは随分雑ですが…」
「白を切るつもりかこの野郎! お前のところに修理依頼したらこうなったんだ! 代々受け継がれたものだ! どうしてくれる!」
「何…? お客様、それは本当ですか?」
「俺が嘘を吐くとでもいうのか!」
「失礼いたしました。決してそのように考えたのではありません。ただ、お恥ずかしながら、私には何の知らせもなかったものですから」
まあ、内部にも敵がいるわけです。絳攸も勘付きます。自分だって同じような経験をしているわけなので。歳も近いしそこら辺の共感があるので怒鳴るのはこれくらいにします。
「……とにかくどうやって責任を取るつもりだ?」
「――もう一度、預けていただけませんでしょうか」
「どういうことだ?」
「私が直してみせます」

楸瑛は見事に代々伝わらる品物を蘇らせまました。若いにもかかわらず先代と並ぶほどの腕前で。
で、まあ二人の友人づきあいが始まります。
きっちりしていて酷く気難しい絳攸ですが、ある日、お酒を飲んだ時に見せた笑顔にやられてしまう楸瑛――までたどり着きたかったのですが、まあそんな感じです。
天然で振り回す絳攸と振り回される楸瑛もイイですね。

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