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No.69
2011/11/19 (Sat) 22:48:57

何個か前の日記で述べているように、北森ブームが到来して以来、妄想がすごいです…!
古美術の世界ってなんていうかばかしあいと腹の探り合いで、骨董業者などはもちろん贋作や筋の良くない物をつかまされることがあるのですが、それを騙して高値で売りさばけば、それはそれで評判が高くなる、やり手、という評価を受ける世界です。自分が偽物をつかまされてしまったら、「あいつの目も鈍った」と、狭い業界内に知れ渡り、嘲笑されるどろっとした世界です。
だからあえて他の業者に自分の手に入れた品物を見せて、それを鑑定させ試したりします。
これって妄想出来るんですよね…!絳攸の真剣なまなざしが冴えわたるんです頭の中で(妄想)!
でももう一つ絵画の修復業者の妄想の方がどっちかというと、好きです。
絵画修復人は元の絵をみて、その画家のタッチをまねて、絵具が剥離した個所などを修復し、またゴミの吸着などによる汚れや均一な光を出すための表面保護材(ワニス)の黄ばみなどの洗浄も行います。(北森鴻「深淵のガランス」を参考にしてます)
つまり絵画修復において、個性はなくていい。完璧な修復とは修復したと気付かせない様な仕上げをすることになるんです。
それがゆえにもし著名な画家の偽物を渡されて、修復をしたがゆえにそれが本物として扱われてしまう、という事態もあり、それを悪意に満ちた者が逆手にとり、「あいつは贋作制作に協力した」と言われてしまえば権威なんてものは地の底に落ちます。
だからこそ、鑑定は信頼のおけるところにたのみ、それから修復作業にかかったりします。

で、まあ絳攸が修復業者だとして。
楸瑛が勝手に絳攸の仕事場に侵入しデフォルメーションがすごい絵を一応手袋はしているものの無遠慮に手にとって眺めまわしているところに絳攸がやって来て
「随分面白い絵だね。私には理解できない芸術センスだ」
「おい。大切な預かりものだ。丁重に扱えよ。かなりの大物だ」
「へえ、これが。なら私が買おうかな。誰からの依頼品?」
「信用に関わることだから言う訳ないだろ。それにうかつに手を出せない代物だ」
「ちなみに値段は?」
絳攸は指を3本立てます。
「300万円ね」
「いや違う」
「え、30万」
「馬鹿にしてるのか」
「ええ!3000万?これが!?」
「30億だ」
驚いて絵を落としそうになる楸瑛をどけて慌てて空中キャッチする絳攸。
「ば…!お前依頼品や預かり品を壊したら3倍返しの世界だぞ!俺を破産させるつもりかッ!」

ええあの、前半のうんちくは何だったんだって妄想で申し訳ないです。そんなに高値の絵なら楸瑛も多少なりともタッチとかで気付きそうですが妄想の世界なので。

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