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No.500
2013/06/30 (Sun) 01:06:27

メッセージありがとうございます…!
すみませんためていて。明日にはお返事を…!!

「さようなら、うにこおる」を読了しました。今年の100冊目。
101冊目は…佐藤多佳子さんのなにかにする予定です。月曜日ですね。

この「さようなら、うにこおる」はなんてうか、壊れやすいガラス細工のような繊細で神秘的なお話でした。
青春小説の少年少女の危なっかしさにも通じるような、脆くて美しい世界観にうにこおる(=ユニコーン)という存在がぴたりとはまります。そのユニコーンがイメージするような優美な存在ではなくて…。そこがまたなんだかこのお話の魅力をぐんと増幅させていますね。古来から日本にいるとされる「うにこおる」なのがいいです。
というかそんなバンカラなものが昔からいるってすごいなあ日本(笑)!

「蜂飼いの男」が名前ではなく童話っぽい感じに「蜂飼いの男」として文中に登場するのがなんだかとても好きです。けっしてメルヘンな性格ではないけれど。

そして三津田さん「幽女の如き怨むもの」。
遊郭についてわたし、詳しくなりました…。また増えていく無駄知識。思わず己に問いかけました、このままでいいのか、と。
いや、パロにできそうな気もするのですが、多分この知識をベースにパロにしたら、とんでもなくとんでもない話になるので、自重します。本当に何を目指してるんだという話になるに違いないので…。
ええとそれより話の本筋は。面白いんだけど、遊郭世界のアレコレを描いているかわりに民話的な要素がなくそこが個人的には残念。代々読みが「さぎり」という巫女を排出するとかそういうややこしい設定でのホラーミステリが好きなので、遊郭の描写は非常に興味深かったのですがねー…。また形式がものだがたりではなく、文献というか資料や取材、雑誌連載といった体裁の形式をとっているため、少し読みにくかったかなあ。
でもミステリとしてはいつもながらスバラシイです!

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