妄想が止まらなければいいのに

＊＊追記＊＊
新サイトに引っ越ししてからとうとう3000ヒットになりました。ありがとうございますっ！
本当に辺境でときどおおおき話を書き散らしてるサイトですが、存続して良かったです。訪問して下さる皆様、ありがとうございます。これからも双花の発展を…！
＊＊＊＊＊＊

うわああああメッセージありがとうございますっっ！！後日お返事いたしますっ。
春コミまで体重のキープは上手くいかせて見せますが、問題は肌荒れです。なんで？荒れてます。ホルモン的なバランスがまあアイツの前後だと狂うから仕方がないのですが。悲惨。

原作設定を増やしたいふやしたい、と思うのですが本当にここんとこ何にも頭に浮かばなくって。ポンコツです。萌を、萌えを下さい…！恵んでください…！と思いながらサイトめぐりをしていたら、ぽろっと落ちてきたきました。この喜び…！
ということで楸×絳です（念願の）！
「琥珀」ネタです。ちょっと珍しい感じの雰囲気になりました（先手を制してみた）。

全てが終わった後、絳攸は茫然としていた。起きたばかりのところに無理して夜を明かして案件をしたためたからだけではなく、それが吏部尚書更迭の調書だったからだ。沢山見た夢の中で黎深と百合が与えてきてくれた、伝えようとしたいろんなものがほんの少しわかったから、これでよかったと自信を持って言える。ただ、心がまだついて行かないだけ。
立ち上がろうと思っても、思うだけで何故だか動けなかった。
充実感とそれとは違うスカスカな部分が胸にある。
「まだ迷ってるの？」
ゆっくりと振り向いた。手を組んだ楸瑛が牢屋入口からじっと見ていた。いつからいたのか知らないが、多分結構前から。
「いや…。これは感傷だ。下らないな」
「下らなくない」
温かいものに包まれた。優しくなんてない力が心地いい。
「何の真似だ？」
「頑張った子にはこうして御褒美をあげるのが主義なんだ」
「常春が」
こん、と頭を肩にのせた。
いいんだろうか。こうして少しくらい寄りかかっても。
「――夢の中では随分手を煩わせたな。すまなかった」
「そんなのいいから。全然気にしてないから」
ぎゅっと。とうにない距離がまた縮まる。
「今だけ甘えていいから」
「……本当、か？」
「本当だよ。良く頑張ったね。偉いよ」
楸瑛の背中に手をまわして、思いっきり力を入れて、衣を握りしめて――。返ってくる力と、流れ込む優しさに、しばらく甘えることを許してもらった。


＊＊＊
甘甘のつもりで書いてたら、暗くなった…？あ、あれ？
絳攸を甘やかす楸瑛なんて王道が好きです。楸瑛を甘やかす絳攸なんて大好物です。

「良く頑張ったな楸瑛」
と絳攸が誇らしい笑顔で言ったら、楸瑛は泣きますよ？（なぜか疑問形）

そんな妄想が止まらなければいいのに。